ヨーカドー30店舗閉鎖ほか

※画像はイトーヨーカドー幕張店→


イトーヨーカドーがこの先4年間で30ほどの店舗の閉鎖を計画していると報じられた。9月1日に設立された「セブン＆アイ・ホールディングス」という持ち株会社への移行を機に、低迷するヨーカドーの抜本的な立て直しに乗り出す方針。また、今後出店する17店舗については、今年の4月27日にオープンした「アリオ蘇我」のような大型SC形式を重視していくらしい。さらに、これはなかなかショッキングなんだけど、長年慣れ親しんできたハトの看板が姿を消し、数字の「7」が強調された、まるでセブンイレブンのような看板に順次切り替えていくということ。
←ヨーカドーの看板に使用される「セブン＆アイ・ホールディングス」のマーク。
そういえば、八千代店ではつい先日看板周囲に足場を組んでいるのを確認したが、さっそく切り替えられてしまうのだろうか・・・？

ところで、千葉県内の閉鎖対象店舗として真っ先に思い浮かぶのは「鎌ヶ谷店」だろう。イオン鎌ヶ谷SCの影響を受けているのは間違いなく、開店からかなり時間が経過している旧式の店舗でもあるので、ヨーカドーとしても長く続けるつもりはないものと思われる。しかし、最近外壁がかなり目を引く奇抜な色に塗り替えられたので、そんなすぐに閉鎖されることはないと思うけど・・・。
また、収益はあっても将来性が見込めない店舗も閉店の対象とするといったことから、現在のところ千葉県内で最も古い柏店をはじめ、旧式のまま残っている姉崎、市原、君津、五香、八柱などの各店の動向も気になる。


いっぽう、ダイエーからも新たに4店舗を閉鎖することが明らかにされたが、今回は幸いにして千葉県内で閉鎖になる店舗はないということ。しかし、ダイエーグループの「十字屋」は3店舗が閉鎖され、そのうちの2店舗は千葉県内の「銚子店」と「館山店」のようである。11月30日をもって閉鎖される宮城県の「仙台店」とともに、まったく同じ日に両店とも同時に閉鎖されることが決まっているらしい。これにより、千葉県内から十字屋はついに消滅、全国的にも「山形店」のみとなる。不振の百貨店事業を縮小する十字屋の今後は、若者向けファッションビル「OPA」などの事業に力を入れていくことになろう。